それができない
▼いまだに来るのは旧住所から我が家に配達される郵便物だ。
いったいどうなってるんだ。
住所変更してないだけだろ。
なにしろ、まだ期日まで間があるとは言え、予想以上に期日が来るのは早い。たいてい期日とはそんなものだ。
それが証拠に気が付けば、もう明日は週末じゃないか。
思い立ったらやる。
それができないのが人間の弱いところなのである。
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▼いまだに来るのは旧住所から我が家に配達される郵便物だ。
いったいどうなってるんだ。
住所変更してないだけだろ。
なにしろ、まだ期日まで間があるとは言え、予想以上に期日が来るのは早い。たいてい期日とはそんなものだ。
それが証拠に気が付けば、もう明日は週末じゃないか。
思い立ったらやる。
それができないのが人間の弱いところなのである。
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▼昼から会社の経営計画説明会に出席。
3年に一度、社長からの説明を受けるのである。
ここしばらくは、大阪で聞いていたのだが、今年から東京である。この回は100人以上の出席者がいるようだ。
会場に着くと、懐かしい面々との再会。思わず、昔話に花を咲かせてしまった。
そんな昔話をよそに説明会が始まる。
休憩もなしに一気に4時間超。我が社の社長の独断場であった。
その間の睡魔との戦いと言ったらなかったよ。
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▼二人にチェックしろと言う命令をしたものの、結果はまったくチェックしたことになっていない。
いったい何を見てるんだ。
今日は叱ったよ、叱った。
命令を自分なりに噛み砕いていないからそんな結果になるのだ。
そう言うオレはどうなんだ。
胸に手を当てて考えれば、そうともさ、オレもしっかり同じ道を歩いてきたよ。
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▼今日からオレの下に新入社員のKが就いた。
これで、2年生のNと二人面倒を見ることになる。
そんなNのクシャミが止まらないったらない。
一度クシャミをし出せば20回はしているのではないか。
おまえ、何かのアレルギーでもあるのか、とオレが聞くと、Nは、そんなの一切ありませんよ、と半ばキレ気味に言う。
そしてまたしばらくして、突然クシャミをし出す、N。
やっぱりアレルギーだろ。
そうオレが問いただすと、だから違いますって、と言いながら目をごしごしこするNは、間違いなくアレルギーだよ、おまえ。
認めたくない気持ちは分からないでもないけどな。
ともあれ、そのアレルギーの原因が、仕事でないことを祈るばかりだ。
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▼そろそろ車の点検をせねばなるまい。
なぜなら来月には超長距離ドライブが待っているのだ。
まずはニッサンだ。
しかしながらどこのニッサンが良いのか皆目分からない。そんなときは、近所がいいだろう。車を預けてそのまま歩いて帰れるからだ。
取りあえず、見積りをしてもらうことにした。
点検の他に、バンパーの塗装とボディコーティングもついでに見積もってもらった。
ついでと言うよりもむしろ、そちらの方がメインなのではないか。そんな見積内容である。
予定では、5万くらいで納まれば良いかくらいに考えていたが、それはあまりにも甘かった。総額、8万5千円也。
やっぱり塗装は高いな。
それでも、この先まだまだ活躍してもらわなければならないことを考えれば、それも仕方ないか。
オレは、営業マンにきっぱりとこう言った。
検討しまっす。
言い方がきっぱりなだけじゃないか。
ともあれ、こんなときは腹は決まっていても、少々じらすのが肝心なのだ。
肝心が聞いて呆れる。
明日にでもさっくり依頼の電話をしようと思う。
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▼今週の土曜日の今日もしっかり休日出勤である。
天気が良くてすこぶる助かる。
夕方、さくっと業務を終え、帰路に着く。
毎週大渋滞の土曜の夕方だが、珍しく今日はそれほど混んでいない。
無事、帰宅するや否や、着替えて出掛けた。
今日は映画を見に行こうと決めていたのだ。
チケットは昨日の内にネット予約済みである。
そして近所の映画館へ。
まだ、ターミネーター4を見ていないが、昨夜、テレビでヱヴァンゲリヲンを見てしまったので、暖かい内にと言う意味も含め、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破を見ようと思ったのである。
やはり、テレビ版とはずいぶん変わったなと言う印象だ。
シンジのへたれっぷりもかなり、なりを潜めていたようだが、しかしながら、相変わらず愛用のミュージックプレイヤーは、SDATだ。
いまどきテープはないだろうと、前回も思っていたのだが、どうやらそのSDATは、親父である碇ゲンドウが昔使っていたものらしいことが今回判明した。なんだが、無理矢理な感じがしないでもないが、そんなことどうでもいいじゃないか。
映画が終わると、驚いたことにどこからともなく拍手が沸き起こった。
映画でそのようなことはちょっと記憶にない。
ともあれ、来週にでもやりそうな勢いの予告編であったが、また2年後なのか、と少々諦め加減なのは致し方あるまい。
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▼向こうは覚えているのに、自分は覚えていない。
これは少々相手に対して失礼に当たるのではないか。
今日、てっきり初対面だと思って会ったM氏に、お久しぶりです、と言われてしまった。
おまえは誰だ。
聞くところによれば、オレが名古屋へ行く前、だからもう20年近く前のことだろう。
当初M氏は、ある会社にいたのだそうだが、独立し、うちの会社と直接取り引きしたらどうかと勧めたのが、このオレだと言うのだ。
そんな大それたことを言ったのか、オレ。
オレはその事実をまったく覚えていない。
しかしながら、話しているうちになんとなくM氏の顔を思い出してきた。
頭はすっかり薄くなっているが、確かにこんな顔の奴がいた。
この時、ほのかな懐かし感がオレの脳裏をよぎったのだった。
きっとこれからもこんなパターンの再会がままあるのだろうな。
時の過ぎ行くままと言うのは、かくも恐ろしいものである。
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▼事務所に見慣れない男が来た。
メガネを掛けており、手には紙袋を下げている。
どうやら物売りではなさそうだ。
一見、オタク風な男だが、何かお願いがあってやってきたようだ。
その男が頭を下げながらこう言った。
「すいません。今日の夕方、すぐそこで撮影をやりたいのですが、協力お願いできませんでしょうか」
協力と言っても、別にエキストラをやってくれと言うのではなく、それはそれでガッカリだが、要は、本番の瞬間、静かにして欲しいと言うのだ。
しかしながら、その本番の瞬間がいつなのか分からないじゃないか。
そんなことを言ったら、その本番の瞬間が来る少し前に連絡に来ると言う。
まあ、それなら良いかと了解し、その男は手に提げて持ってきた手土産を置きつつ、実はもうひとつお願いが、と言う。
何かと聞けば、ここの自販機を使わせて欲しいと言うのだ。
確かにこの近くに自販機らしきものは何一つないし、当然コンビニもない。
俳優たちが喉を乾かせて不憫だと言うのだろう。
オレは仕方なく、つっけんどんに快く了解した。
そして、そのスタッフが置いて行った紙には、こんなキャストが記されていた。
船越栄一郎、佐藤浩一他…
なかなか立派なドラマではないか。
そうこうしているうちに、辺りはすっかり日も暮れた。
しかしながら、その本番の連絡もなかったし、自販機への訪問も何一つなかった。
果たして撮影は終わったのか、それとも雨で中止になったのか、なにげに気になるので、はっきりして欲しいと思う。
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▼満を持して7月になった。
7月と言えば、梅雨明けの7月だし、だとすれば、海開きの7月だ。さらに、花火大会も方々で開催される、そんな7月だと思うが、今年の7月は、これまで名古屋にいた頃の7月とは少々趣が違う。
名古屋の7月と言えば、これだったのだ。
大相撲名古屋場所。
まるで恒例行事の様に毎年欠かさず見に行っていたのだ。
しかしいま、ここは名古屋ではない。
東京ならば、相撲観戦のチャンスはかえって多いではないかと思うかも知れない。
だがしかし、多ければ良いと言うものでもない。むしろ、多ければ多いほど、足は遠のくのではないか。それは、いつでも行けると言う安心感。北海道の人間が意外とスキー場に行かないのと同じ心理なのではないか。
さて、東京の7月は、いったいどうしてくれようか。
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▼HP200LXのキーボードは無事、修理完了し、予備機である1号機から再びメイン機の2号機へとバトンタッチとなった。
ありがとう1号機。
この他に3号機もあるのだが、実はそれもずいぶん前からキーボードの足が折れてたりする。
ともあれ、自分で修理することが可能であることが分かったので、慌てることはない。3号機にはいましばらく眠っておいてもらおう。
因みにこの3台の内訳を言うと、1号機がノーマル機、2号機がCPU倍速機、3号機がCPU倍速+メモリー増設機と言ったラインナップである。
この3台があれば、まず一生大丈夫だろう。
部品取り用にオークションでもチェックしてみようかな。
どうやらオレは、200LXと運命を共にするつもりらしい。
▼駐車料を振り込むため、日中、鎌倉の街を歩く。
修学旅行生や観光客で相変わらずの混み様だ。
小町通りなんか歩けたもんじゃない。
そんな中、修学旅行生を観察しながら歩いていると、その中に大声で騒いでいる男子がいた。
「まりもっこりだ。まりもっこりがあるぞ」
北海道で発生した「まりもっこり」も、いまや、どこに行ってもぶら下がっており、ここ鎌倉にも当然の様に上陸しているのだった。
そしてまた目を引いたのは、小学生が手に持って歩いている棒である。
なんだか物騒な感じがしないでもなかったが、よく見れば、それは木刀だ。
いまだに土産物として売っているのも驚きだし、買う奴がいるんだな、いまも。
確かにオレが小学生の頃、木刀は土産の定番だったが、はっきり言わせてもらえば、それでいったい何をするんだ。
山篭もりをして修行でもするのか。
ま、せいぜい孫の手として使うのがおちだろう。
それでも、今も昔も変わらず買ってしまう、それが木刀なのだ。
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